ババアの手打ち文字そば

オモコロさんでやっている文字そば(1000文字くらいのエッセイ)やりたくて

「娼年」は性の少年ジャンプだった

最近文字そばするようなこともなく心穏やかに日々を過ごしていたが、この前ひょんとしたことで「娼年」を見た。普段極力映画を見ない私ではあるが、松坂桃李は嫌いではないこととセックスは好きという2点が合致したことに加え、封切り後にたしか「太鼓をたたいて応援上映があった」というWEB記事かtwitterか何かを拝見し、「太鼓ってなんだ???」と大変心惹かれたがその謎を解明しないまま時が経ったことを思い出してぬるっと見てみたところ、個人的に想像していたものとベクトルの全く異なるスピリチュアルハードコメディだったので、見ていない人に見どころと感想をお伝えしたく久方ぶりに筆を執った次第である。

ちなみにこの作品をかいつまんであらすじだけ(主観で)お伝えすると、女性もセックスも大学もすべてがだるく感じていた東大生の松坂桃李が会員制デートクラブ?を営む真飛聖に唆されて娼夫になり、さまざまな境遇の女性を抱きまくりながら(オーディエンスを笑わせつつ)成長していく性の少年ジャンプって感じの話です。

以下、大変笑わせていただいたポイントをネタバレしすぎない程度にまとめましたので、見るか見ないかの参考にしていただければ幸甚である。


松坂桃李のセックスがいつまで経ってもクソ雑

なんか最初からめっちゃセックスシーンだし、なんかすげえ喘ぎ声が耳障り。
自分勝手なセックスの印象付けのためなのかすべての動きが高速。高速すぎる。俺は早送りで映画を見ないタイプなんだ。しっかりしてくれ。


性癖ショーケース

前情報なしで見た方が楽しいと思うので細かく言いませんがいろんな方向にとっ散らかった性癖をいろいろと眺めることができてわりかし楽しい。相変わらずセックスシーンはいろいろな動きが倍速。


テンプレ通りにオラつく松坂桃李からの西岡徳馬「つづけなさい!!!!!」

多くを語れない。良いからほんと見てくれ。爆笑しかない。たぶんこの映画最大の山場。


男に口でヌかれる松坂桃李を見られるのは娼年だけ!!

猪塚健太がっょぃ。この人ってテニミュに出てた人なんですね。


32倍速手マンで洪水のような潮を吹く女

字面の通り。設定としては身体を売ることを否定する大学同級生の自分に気のある女をテクいテクでテクらせるシーンなのに最初と変わらぬ32倍速手マン。痛い痛い痛い痛い見てるだけで痛いいたえええええええ吹いてる描写~~!!!!無理~~~~~~~!!!!!!大爆笑ポイント。


真飛聖とスピリチュアルセックスでハナミズキPV状態

序盤と同じく別の女の子とセックスする様子を最初から最後まで真飛聖に見られ続けるんですけどなぜかハナミズキのPV感満々の表情インサートが入って宗教映画でも見させられてんのかと思い大爆笑し続けてた。

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PV界のスピリチュアル大作といえばこれ

 ただ単に大爆笑シーンの紹介をしただけになりましたが、まだご覧になっていない方は是非見てみてください。これ以外にも随所に笑いどころが多く、終始笑いながら見られます。
また女と会う場所がバラバラなのでちょくちょくその土地の名称テロップが乗るんですけど、それの出方消え方が完全にRPGのエリアチェンジ状態なのでそれもわかりみを感じてほしいです。

GWお時間のある方は、是非。女友達と一緒に、またはカップルでも存分に楽しめると思います。